シミの種類
シミには以下の図のように沢山の種類があります。シミが気になり治療をおこなう場合には正確な診断の治療をおこなう必要があります。
よくあるシミの特徴
老人性色素班
▶特徴
・顔、首、腕、体にできる日焼けのシミ
・平坦から隆起する腫瘤。
・灰色、茶色、黒色。
・膨れると表面はざらざらし、点状のぶつぶつからなる。
▶治療
①手術による切除
②炭酸ガスレーザー(腫瘤の場合)
③Qスイッチレーザー
④ピコレーザー(平坦で色が濃い場合)
⑤塗り薬
いぼ・老人性疣贅・青年性扁平疣贅
▶特徴
・顔、首、手背に多い。
・扁平に隆起する肌色から褐色の腫瘤。
・痒み、赤みを伴う場合がある。
・ウイルス性の腫瘤
▶治療
①ヨクイニンの内服
②冷凍療法
③レーザー等焼灼治療
④ハサミでカット
肝斑
▶特徴
・30歳以降の女性にできる淡褐色の色素沈着。くすみ、赤み。
①摩擦・洗顔・化粧・マスク
②日焼け
③ホルモンバランス
・難治性で治りにくい
▶治療
①こすらない。日焼けをしないこと。
②塗り薬(ビタミンC誘導体、トレチノイン、ハイドロキノン)
③飲み薬(トラネキサム酸・トランサミン・ユベラ錠)
④イオン導入・超音波導入
⑤エレクトロポレーション
そばかす
▶特徴
・5~6歳から発症する顔面正中部の小色素斑。
・形が不規則。
・日焼けすると色が濃くなる。
・妊娠すると色が濃くなる。
▶治療
①フォト治療
②ロングパルスアレキサンドライトレーザー
③Qスイッチルビーレーザー
④ピコレーザー
そばかすは体質です。治療後に再発することがあります。
太田母斑
・特徴
・顔にできる青~褐色の生まれつきのアザを太田母斑といいます。
・治療
①Qスイッチルビーレーザー
②ピコレーザー
・太田母斑は3~6ヶ月間隔で2~8回の治療をするとかなり色が薄くなります。
ADM
・特徴
・思春期以降に両頬にできる太田母斑を遅発性太田母斑(ADM)といいます。
・治療
①Qスイッチルビーレーザー
②ピコレーザー
・遅発性太田母斑(ADM)は6ヶ月~1年間隔で2~8回の治療をするとかなり色が薄くなります。
扁平母斑
▶特徴
・生まれつきの茶色いあざ。
・境界線が明瞭でコーヒー牛乳色の平らな色素斑。
▶治療
①手術による切除
②Qスイッチルビーレーザー
③ピコレーザー
扁平母斑は再発が高率でおこります。