酒さ・しゅさ(赤ら顔・顔面毛細血管拡張症)|あきおか形成外科|大阪府高槻市の形成外科・美容皮膚科

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酒さ・しゅさ(赤ら顔・顔面毛細血管拡張症) Rosacea

酒さ・しゅさ(赤ら顔・顔面毛細血管拡張症)とは

酒さは「赤ら顔」とも呼ばれ、顔面に生じる原因不明の慢性炎症性疾患です。顔の赤みがひかずに続いている状態です。現象は皮膚の炎症や、毛細血管の拡張です。中年以降に発症しやすく、男性よりも女性に多い傾向があります。単純赤さが増している(毛細拡張症)の場合と、酒さの場合があります。

Trouble

このような場合はご相談ください

  • ニキビのような症状(ニキビとは異なり、毛穴のつまりを伴わない。)
  • ほてり感・ヒリヒリ感
  • 皮膚の乾燥
  • むくみ
  • 目の痛みや充血

酒さの種類

紅斑・毛細血管拡張型

顔が赤くなり、毛細血管の拡張がみられます。ほてりやヒリヒリ感があります。

丘疹・膿疱型

赤い盛り上がりや膿のたまったニキビのようなぶつぶつがみられます。ほてりやヒリヒリ感があります。

鼻瘤

鼻を中心に腫瘤を形成します。

眼型

眼の充血、異物感やかゆみ、乾燥、まぶしさを感じます。

酒さ・赤ら顔の悪化因子

酒さの悪化につながる下記の事象を避けてください。

①暑さ、寒さなどの生活環境 ②ストレス、寝不足 ③アルコール ④香辛料 ⑤医薬品(特にステロイドの外用) ⑥化粧品 ⑦慢性的摩擦(擦ること) ・洗顔を優しくする。 ・クレンジング等を石鹸にする。 ・不織布マスクをやめる。綿100%マスクにする。 ⑧激しい運動は行わないこと。 ⑨日焼けをしないこと。

酒さの治療総論

①確立された治療はまだありません。 ②塗り薬と飲み薬 ③生活習慣の改善(睡眠は十分にとりましましょう。) ④日焼け止めや保湿剤 ⑤優しいスキンケア(酒さの方の皮膚は非常に敏感です。刺激のないマイルドな化粧品を使用しましょう。また防腐剤の少ない化粧品を使いましょう。) ⑥外出時、紫外線の刺激を避けること。 ・日焼け止め(SPF 30以上)を塗りましょう。 ・日中の日差しをなるべく避けましょう。 ・日陰を探しましょう。 ・日傘をさしましょう ・つばの広い帽子をかぶりましょう。 ・紫外線カットの衣類やサングラスを使用しましょう。

酒さの治療費

項目税込(税抜)
悪化因子の除去0円
ワセリン等保湿剤の外用保険適応
ロゼックスゲルの外用保険適応
アゼライン酸の外用1,980円(1,800円)
ビブラマイシン内服保険適応
ミノマイシン内服保険適応
Vビームレーザー治療保険適応

※網目状に表面に浮き出た毛細血管拡張は、血管の赤みに反応するVビームレーザーが有効です。
Vビームレーザー治療でしゅさが治るわけではありません。赤みを少し改善するのが目的です。
※ステロイドの塗り薬が原因の酒さの場合、ステロイドの塗り薬を止める必要があります。
その際に一時的に悪化(リバウンド)が見られることがあります。
リバウンドをしても、ステロイドを再度塗らないよう注意が必要です。