太田母斑(青あざ)|あきおか形成外科|大阪府高槻市の形成外科・美容皮膚科

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太田母斑(青あざ) Nevusofota

太田母斑について

1939年に日本人の太田正雄先生が世界で初めて報告した青あざのことを言います。目の周り、額、頬を中心に見られる濃青〜薄青~褐色の色素斑です。日本の0.1〜0.2%、女性に多く見られます。生後1年以内に現れる「早発型」と、思春期以降に現れる「遅発型」の2種類があります。顔の片側にのみ現れることが多いですが、左右両方に現れることもあります。

太田母斑の治療

太田母斑は自然に消えることがなく、治療を行う場合にはレーザー治療が主な選択肢となります。ただし、1回の治療で完治することはなく、3か月から12か月の間隔で複数回の治療が必要です。通常、レーザー治療は傷跡を残さない安全な方法ですが、治療部位が一時的に赤黒くなる(色素沈着)や白斑が現れる場合があります。これらの変化は通常数ヶ月でほとんど目立たなくなりますが、治療部位を擦るなどの刺激を与えると、傷跡や色素沈着が残る可能性があるため注意が必要です。 レーザー治療を2回から8回以上繰り返すことで、太田母斑の色は徐々に薄くなり、最終的に完治すれば再発することはありません。しかし、治療時には痛みが伴い、治療後にはダウンタイムが必要です。また、成人の場合は治療回数が多くなる傾向があります。さらに、日焼けや既存の色素沈着がある場合には、レーザー治療が行えないことがあります。 太田母斑のレーザー治療は保険適用の対象ですが、治り方や効果には個人差があり、すべての状態を完全に治せるわけではありません。1回の治療で100%の効果を期待することはできず、治療の限界を理解した上で進めることが大切です。 このように、太田母斑の治療には継続的なケアと十分な理解が必要ですが、適切な治療を受けることで多くの場合、良好な結果が期待できます。

当院で利用するレーザー治療

Qスイッチレーザー治療:波長694nm・ピコレーザー治療:波長532nmの場合

これらのレーザー治療は、ダウンタイムが比較的強くでる治療法になります。 治療後は痂皮ができるため、絆創膏などを2週間程度貼る必要があります。 また、レーザー治療後の色素沈着や、白斑を生じることが多いため、かなりがまんが必要になります。 治療間隔は3か月から6か月ごとの治療になります。

ピコレーザー治療:波長1064nmの場合

このレーザー治療は、ダウンタイムがかなり短く、少なくなります。 絆創膏は貼ったり、貼らないでよかったりします。 痂皮、色素沈着、白斑等はほぼ起こりません。 ただ、太田母斑の色調が薄れるのに、じわじわと薄れ、時間がかかるため、治療間隔が長くなる傾向にあります。 治療間隔は6か月から12か月ごとの治療になります。

レーザー治療の流れ

・麻酔をする場合と、しない場合があります。麻酔をする場合は、局所麻酔か、表面麻酔になります。 ・治療後2~3週間ほどハイドロコロイドゲル等を貼ります。 ・治療後2~3週間後に経過の診察があります。 ・これで1回の治療は終了です。

治療費

面積費用
4c㎡ 未満約6,000円(3割負担)
16c㎡ 未満約7,100円(3割負担)
64c㎡ 未満約8,700円(3割負担)
64c㎡ 以上約12,000円(3割負担)

※子ども医療費助成がある場合、負担は0%になります。
※Qスイッチレーザーの場合は、回数制限があります。5回までの治療は健康保険適応になります。
※ピコレーザーの場合は、保険適応に回数制限がありません。